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2014年度:ネットワークサービスと分散処理
論文誌「ネットワークサービスと分散処理」特集 論文募集
2014年1月6日
論文誌ジャーナル編集委員会
『ネットワークサービスと分散処理』をテーマに情報処理学会論文誌の特集号を企画しております。インターネットは情報基盤として社会に浸透し、すでに人々の生活の中で必要不可欠なものとなっています。しかしながら、インターネットは「基盤」として恒常的な存在となるには至っておらず、常に変化を続けています。たとえばインターネットを構成する端末は、ワークステーションやPCから、携帯電話、スマートフォン、家電、センサへと広がり続け、扱われるデータ量も膨大なものとなっています。また、従来のメールやWeb等の「1対1」「1対多」の通信から、ソーシャルネットワークなどコミュニケーションの「場」の提供まで、ネットワークサービスも多様化しています。さらにクライアント・サーバだけでなく、クラウドコンピューティング等の新しい利用形態の提案も生まれ、これを支えるネットワークの柔軟な制御を目指すSDN (Software-Defined Network) 等の新技術が導入されようとしています。普及と発展を続けるインターネットを支える続けるためには、コンピュータやネットワーク技術の高度化に加え、領域横断的なテーマ、萌芽的なテーマについても幅広く議論することが必要となります。具体的には、センサやアクチュエータなどを用いた、スマートで生活環境を支える新たなネットワークサービス、個人の嗜好や状況に応じて最適なコンテンツを提示・配信するコンテンツサービス、大規模な知識情報を共有するためのコラボレーション環境、プライバシやセキュリティといった観点を含めたネットワークと社会の相互関係、従来考えられていなかった環境下での通信などのさまざまな観点からネットワークやコンピューティングの課題を明確にするとともに、物理層からアプリケーション層にいたるさまざまな技術的・社会的な課題と解決法を議論することが必要となります。
本特集では、こうした将来のネットワークを実現するネットワーク基盤技術、サービス技術、アプリケーション技術、新世代のマルチメディア処理や分散処理に関する論文を募集します。奮ってご投稿くださいますようご案内いたします。なお今回の論文誌ジャーナル編集は「ゲストエディタ制度」によって行います。
対象分野:ネットワークサービス基盤、クラウドコンピューティング、オーバレイネットワーク、P2P、SDN、セキュリティアーキテクチャ、センサネットワーク、遅延耐性ネットワーク、ネットワーク構造解析、Web・Blog通信の解析、ネットワーク計測、Webサービス/サービス工学、ユビキタスネットワーク、ネットワークアーキテクチャ/プロトコル、経路制御、分散コンピューティング/アルゴリズム/オブジェクト/エージェント/データベース、シームレスコミュニケーション、シームレスコンピューティング、マルチメディア、分散処理に関連した領域全般、高速広帯域通信/品質制御/セキュリティ、アクセス/モバイル/アドホックネットワーク、情報システム、情報検索、データ/Web/テキストマイニング、マルチメディア通信/処理/システム/アプリケーション、オンラインゲーム、グリッドコンピューティング、クラスタ、固定・移動端末連携、通信・放送融合、3次元仮想空間、ソーシャルコンピューティング等
投稿要領
(1)論文の執筆要領
「情報処理学会論文誌(IPSJ Journal)」原稿執筆案内(2012年9月改訂版)によります。
論文は電子投稿により受け付けますので、下記のURLにアクセスし、電子投稿の要領に従って手続きを進めてください。なお、このURLは日本語論文専用です。英語論文の投稿先は異なりますので、十分にご確認の上、ご投稿ください。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit.do
※論文の言語は日本語または英語ですが、英語論文の場合は上記のURLではなく、下記からお願いします。
https://www.ipsj.or.jp/prms/author_pre_submit_en.do
論文募集の英語版はJIP (Journal of Information Processing) のページよりご覧ください。
(2)査読手続き
通常の論文誌投稿論文と同一ですが、特集号編集期限の関係上、著者への照会期間は通常(2ヶ月)より短縮されますので、投稿に際し、あらかじめご了承ください。
(3)投稿締切 2014年5月14日(水)【延長】
(4)特集号予定 2015年2月号
(5)掲載料に関する補足
採択された論文は規定の掲載料が必要になりますが、英語論文の掲載料は必要ありません。情報処理学会論文誌では2010年8月1日から2015年7月31日までに投稿された英語論文の掲載料は無料となっています。
(7)特集号編集委員
編集委員長:小花貞夫(電気通信大学)
幹 事:吉廣卓哉(和歌山大学)
委 員:
勝本道哲(勝本総合研究所)、藤田 茂(千葉工業大学)、乃村能成(岡山大学)、清原良三(神奈川工科大学)、木谷友哉(静岡大学)、重安哲也(県立広島大学)、田上敦士(KDDI研究所)、野呂正明(富士通研究所)、寺西裕一(NICT/大阪大学)、斉藤裕樹(明治大学)、柴田直樹(奈良先端科学技術大学)、加藤由花(産業技術大学院大学)、木原民雄(昭和女子大)、安達直世(関西大学)、稲村 浩(NTTドコモ)、金井 敦(法政大学)、後藤真孝(東芝)、小西 琢(NEC)、笹井一人(東北大学)、佐藤文明(東邦大学)、重野 寛(慶應義塾大学)、白石 陽(公立はこだて未来大学)、中嶋卓雄(東海大学)、廣森聡仁(大阪大学)、山中仁昭(広島国際大学)、横山和俊(高知工科大学)、今井信太郎(岩手県立大学)、峰野博史(静岡大学)、神崎映光(大阪大学)、山内利宏(岡山大学)、後藤佑介(岡山大学)、山本眞也(山口東京理科大)、新 吉高(日立情報制御ソリューションズ)、上坂大輔(KDDI研究所)
以上
- 参照(4881)